一行問題のさせ方と見本
以前、一行問題の重要性の記事をかき、一行問題無料演習をはじめました。
一行問題の重要性
ブログ内で「今後も一行問題の練習をしたいと思われる方は~」とニーズをおききしましたが、結局ご要望はほとんどなく、第4回で終了していました。
しかし最近、アンダンテさんもブログで一行問題のことをかいていましたので、今回は、私が実際に塾で生徒にどのように一行問題をさせていたかをかこうと思います。
一行問題にはいろいろなさせ方があります。
最もよくある方法は、1日3問~5問位、様々な分野からランダムに問題を選んだものを時間を計って行い、毎日のルーチンワークとする方法です。塾ではよく、毎回の授業前にウォーミングアップという意味で演習をさせる先生がいますね。
これは、学習習慣をつけるという意味でも効果的です。
ただ、どうしてもマンネリ化し、「こなす」という感覚になってしまいがちです。
緊張感を持たせつつも楽しんでやるにはどうすればよいか。
そこで私が行った方法は、問題を30回分用意(前半は分野別、それが終わると総合)し、ゲーム感覚でクリアするごとに表にシールを貼っていくというものでした。シールの色も、一発合格、再テスト1回目、再テスト2回目とそれぞれ変えていきました。
いやー、効果絶大!生徒は我先にとやりにきて(授業前後に自己申告制で行いました)、表はみるみるシールでうまっていき、それと共に私のクラスだけ塾全体の平均点を大きく超えるようになっていきました。
これが実際に行った一行問題の見本です。
一行問題
中~上位クラスでは5年時に、下位クラスでは6年の1学期に行いました。
そして、中~上位クラスの6年生には、ブログでご紹介していたような実際の入試一行問題を行っていました(時期により難易度を調整)。
でもこの方法は、「集団」という競争させられる母体があるからこそ効果があるもので、家庭では使えないかもしれません(目に見えるものが何もないよりは、表にシールがはられていくという目に見えるものがあった方がいいとは思いますが)。
では家庭ではどうしたらよいか。
方法はいろいろあると思います。例えば、
「これを5分以内で全てできたら今日は好きな物を作ってあげる」
「これを5分以内で全てできたら5分ゲームしてもいい。そしてその時間はためて一気に使ってもいい」
もし、シール作戦でいくなら、
「ここまでシールがたまったら~」
など、本当に何でもいいのです。
我々大人は忘れがちですが、子供の1日1日の感じ方は大人のそれよりずーっと長い!
受験まで1年以上ある子に「これは合格に必要だから毎日やろう」といっても実際は他人事に感じるのが普通です。
小さくてもよい、目先の目標とそれをクリアしたときの達成感を与えていき、
「目先の目標をクリアしていったらいつのまにか大きな目標が達成できた!」
という舵取りをしてあげる。
これは正にお父さんお母さんの腕の見せどころです。
あまりご要望はありませんでしたが、6年生のこの時期から入試一行問題を繰り返し行うと考えられないような効果が必ずでます(何年も実証済みです)。
この夏の成果を試すという意味でも最後にもう1回作成しましたので、是非チャレンジを!
2013年 慶応義塾湘南藤沢中等部 【問題】 【解答】
※今までの一行問題のまとめはコチラ
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これは、学習習慣をつけるという意味でも効果的です。
ただ、どうしてもマンネリ化し、「こなす」という感覚になってしまいがちです。
緊張感を持たせつつも楽しんでやるにはどうすればよいか。
そこで私が行った方法は、問題を30回分用意(前半は分野別、それが終わると総合)し、ゲーム感覚でクリアするごとに表にシールを貼っていくというものでした。シールの色も、一発合格、再テスト1回目、再テスト2回目とそれぞれ変えていきました。
いやー、効果絶大!生徒は我先にとやりにきて(授業前後に自己申告制で行いました)、表はみるみるシールでうまっていき、それと共に私のクラスだけ塾全体の平均点を大きく超えるようになっていきました。
これが実際に行った一行問題の見本です。

中~上位クラスでは5年時に、下位クラスでは6年の1学期に行いました。
そして、中~上位クラスの6年生には、ブログでご紹介していたような実際の入試一行問題を行っていました(時期により難易度を調整)。
でもこの方法は、「集団」という競争させられる母体があるからこそ効果があるもので、家庭では使えないかもしれません(目に見えるものが何もないよりは、表にシールがはられていくという目に見えるものがあった方がいいとは思いますが)。
では家庭ではどうしたらよいか。
方法はいろいろあると思います。例えば、
「これを5分以内で全てできたら今日は好きな物を作ってあげる」
「これを5分以内で全てできたら5分ゲームしてもいい。そしてその時間はためて一気に使ってもいい」
もし、シール作戦でいくなら、
「ここまでシールがたまったら~」
など、本当に何でもいいのです。
我々大人は忘れがちですが、子供の1日1日の感じ方は大人のそれよりずーっと長い!
受験まで1年以上ある子に「これは合格に必要だから毎日やろう」といっても実際は他人事に感じるのが普通です。
小さくてもよい、目先の目標とそれをクリアしたときの達成感を与えていき、
「目先の目標をクリアしていったらいつのまにか大きな目標が達成できた!」
という舵取りをしてあげる。
これは正にお父さんお母さんの腕の見せどころです。
あまりご要望はありませんでしたが、6年生のこの時期から入試一行問題を繰り返し行うと考えられないような効果が必ずでます(何年も実証済みです)。
この夏の成果を試すという意味でも最後にもう1回作成しましたので、是非チャレンジを!

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算数一行問題無料演習④ 中央大学附属横浜中
さあ、今回は中央大学附属横浜中(首都圏模試偏差値58)。
前回のラ・サール中に続き、中学入試頻出の良問ぞろい。
ただ、(9)の問題には条件が不足している気がします。
これに気づくようですと相当問題をやり込んでいる証拠です。
実は、このタイプの問題は、よく水面より上や下という設定で出題されます。
では机だと何が問題か?
そう、机には通常厚みがあるからです。
(9)には「ただし、机の厚さは考えないものとする」という条件がつくべきなのです。
今回の問題の単元のほとんどは中学入試算数塾技100で扱っています。
(2)は塾技2で、(3)は塾技1と31で、(5)は塾技81で、(6)は塾技4で、(7)は塾技55で、(8)は塾技21で、(9)は塾技53で、(10)は塾技15で、結局、(1)のいわゆる普通の計算と、(4)の四捨五入以外は全てです。
自分で作成していうのも何ですが、よくあれだけの頻出分野を1冊にまとめたと思います(2年間苦しみましたが…)。とはいえ、N研やSピといったネームバリューも全くない為、なかなかすぐには売れないだろうと思っていましたが、今のところ、私の予想を良い意味で裏切って推移しています。
まだまだ補充問題も作成していきます
楽しみにしていてください。
それではチャレンジ!
2013年 中央大学附属横浜中学校 【問題】 【解答】
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前回のラ・サール中に続き、中学入試頻出の良問ぞろい。
ただ、(9)の問題には条件が不足している気がします。
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実は、このタイプの問題は、よく水面より上や下という設定で出題されます。
では机だと何が問題か?
そう、机には通常厚みがあるからです。
(9)には「ただし、机の厚さは考えないものとする」という条件がつくべきなのです。
今回の問題の単元のほとんどは中学入試算数塾技100で扱っています。
(2)は塾技2で、(3)は塾技1と31で、(5)は塾技81で、(6)は塾技4で、(7)は塾技55で、(8)は塾技21で、(9)は塾技53で、(10)は塾技15で、結局、(1)のいわゆる普通の計算と、(4)の四捨五入以外は全てです。
自分で作成していうのも何ですが、よくあれだけの頻出分野を1冊にまとめたと思います(2年間苦しみましたが…)。とはいえ、N研やSピといったネームバリューも全くない為、なかなかすぐには売れないだろうと思っていましたが、今のところ、私の予想を良い意味で裏切って推移しています。
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算数一行問題演習に誤植!
算数の力をつける為に配信を開始した一行問題演習ですが、お寄せ頂いたコメントから、一行問題①「城北中」及び②「西武文理中」の計算問題に小カッコや中カッコが抜けてしまうという誤植が発覚しました!
原因は、原稿をWordで作成しPDFファイルへ変換してネット上へUPしているのですが、そのPDFファイル変換時に不具合が生じていたのです。
PDFファイル変換前の原稿はチェックしているのですが、まさかPDFファイル変換することでカッコが抜けてしまうとは思いもよらず……。
ご利用頂いている方には、混乱させてしまう結果となり、申し訳ありませんでした。
以後、気をつけますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
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算数一行問題無料演習③ ラ・サール中
今回はラ・サール中(首都圏模試推定偏差値72)!
ラ・サール中の一行問題は入試頻出パターンの基本的な問題が多く、難関中学を目指す生徒にとっては1問も取りこぼしができない。
時間をかければ誰もがとれるような問題ばかりなので、いかに時間をかけずに正解を導き出すことができるかが合否を分ける。
設定時間は11分としたが、これ位でできなければ、応用問題を解く前にもっとパターン問題の反復練習が必要と言える。
さあ、夏休みの第一弾!チャレンジ開始!!
2013年 ラ・サール中学校 【問題】 【解答】
※7月25日21時 大問1(3)の問題を訂正致しました。
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ラ・サール中の一行問題は入試頻出パターンの基本的な問題が多く、難関中学を目指す生徒にとっては1問も取りこぼしができない。
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設定時間は11分としたが、これ位でできなければ、応用問題を解く前にもっとパターン問題の反復練習が必要と言える。
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※7月25日21時 大問1(3)の問題を訂正致しました。
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算数一行問題無料演習② 西武学園文理中
第一回の城北中の出来はどうだったかな?
今回は西武学園文理中(首都圏模試偏差値62)です。
2013年の西武学園文理中の問題はとても良い問題で、大問1では逆算と計算の工夫が学習でき、大問2では過不足算・つるかめ算・仕事算・平面図形・立体図形といった入試頻出問題が満載!
特に、つるかめ算は通常の2量のつるかめ算ではなく、3量のつるかめ算になっている。
また、平面図形は最近特に出題が多くなってきている延長線を利用した連比を求める問題。
これらはすべて塾技100でも扱っているので、もし合計10問中7問以上正解しなかった場合は、塾技100は非常に効果的です。
それでは、制限時間を必ず守って、Let's Try!
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2013年 西武文理学園中学校 【問題】 【解答】

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今回は西武学園文理中(首都圏模試偏差値62)です。
2013年の西武学園文理中の問題はとても良い問題で、大問1では逆算と計算の工夫が学習でき、大問2では過不足算・つるかめ算・仕事算・平面図形・立体図形といった入試頻出問題が満載!
特に、つるかめ算は通常の2量のつるかめ算ではなく、3量のつるかめ算になっている。
また、平面図形は最近特に出題が多くなってきている延長線を利用した連比を求める問題。
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