過去問の解き直し術!
今回で過去問の話は最後となります。前回までに、
過去問を行う上での全体的な注意点 → リンク
理科の過去問を解くとき必ずすべきこと → リンク
をかきましたので、今回は過去問を実際にした後のことについてかきたいと思います。
「過去問を行ったあと何をする?」
と生徒に問いかけると、
「解き直しをする!」
と返ってきます。さすがにこの時期になると“解きっぱなし”や“赤でマル・バツ、点数のみつける”という生徒はいません(よね?)。
では解き直しの方法はどのようにすればよいでしょうか?
そのために必要な準備として、科目別の過去問用専用ノート作りがあります。
ここでポイント!解き直しまで視野に入れると、過去問を解くときのノートへの書き方は、
「ノート1ページに大問1つ」
が基本です。そうすることにより、解き直しスペースに余裕ができ、さらに時間が経ってからもう一度復習するときも復習がしやすくなり、理科・社会などではそれに付随した知識の整理も残せます。
さてここからが大切!
過去問を解いた後の解き直しですが、私の知る限りほとんどの生徒がミスしたところの解答を確認し、それを赤で直すという作業で終わっています。
「他に何をしたらよいの?」
絶対にしてほしいこと。それは、
「なぜミスをしたかを青でかき込む」
ことです。私はよく宿題の中から全く同じ問題をチェックテストと称して生徒に出題するのですが、宿題もきちんとしており、間違い直しも赤でしっかりしている生徒が自分がミスした同じ問題を再度間違えることがしばしば見られます。
では同じように宿題の時はミスしてもチェックテストではしっかりできている生徒はどのように解き直しをしているのか。それが、前述した方法なのです。
例えば相似を利用して長さを求める問題を間違えたとしましょう。
このとき、相似な図形を見つけられなかったのか、それとも相似は見つけられたが相似比が分からなかったのか、又は、相似も見つけられ相似比もわかったが比の式の立て方でミスしたのかなど、同じバツでも全く違いますよね。
自分がどこまでわかっていて、どこからがわからなかったのか、どうしてミスしたのかなどを青で残すことによって、単に答えを読んで、“理解したつもり”になるのではなく、しっかりと「脳」に記憶として残せます。
「うちの子は解き直しもさせているのに同じような問題でミスをしてしまう!」
という話を聞きますが、それは、表面上の理解で終わってしまっているため、脳に記憶として残る解き直しを実はしていないからです。
本来、日ごろのテキストや宿題も「なぜ間違えたか」を残すやり方で望ましいのですが、少なくとも過去問という特別な問題集では必ずやるようにして下さい。
最後に、過去問を行う回数ですが、国語以外の科目は2~3回繰り返すのが普通だと思います。でも、3回目ともなると、生徒も何となく問題と答えを覚えてしまっています。
そこでお勧めの方法は、
「過去問をコピーし、様々な年度から寄せ集めて新たなテストを作成したものを解く」
ことです。例えば大問1は平成20年の大問1、大問2は平成22年度、大問3は平成25年の問題といった具合にするのです。
たったそれだけのことで、生徒は「今までと違うもの」と感じてしまいます。
親御さんは少し面倒ですが、お子様の為に是非やってみて下さい。
さらに、塾に通っているお子さんの場合、大手塾なら過去問のストックがあるはずです。
第1志望の学校の過去問が4~5年分しか手に入らない場合、塾でさらに年度の古い過去問を借り、総合問題を作ってあげるのも非常に効果的!
例えば、海城中の過去問は声の教育社から5年間分(平成26年度入試用)が販売されています。もしお通いの塾にそれ以前の平成20年度用などがあったら、それを借り、平成15年~平成19年の入試問題から問題をピックアップした海城中総合問題(全部で大問12問位)を作成しそれを解かせる。
理科なら過去問分析表で出題可能性が高いと考えられる問題をピックアップして総合問題を作成する。過去問対策としてはここまですればもう完璧!ちなみにすべて解かせないで総合問題の形にするのは、年度が古いとやはり傾向が少しずれてくるおそれがあるからです。とはいえ同じような傾向の問題もあるわけですから、それらをピックアップし、総合問題とするわけです(お母さんお父さんの腕のみせどころ!)。
過去問をどのように利用するかで合格可能性に大きく影響します。
是非、私が多数の生徒を合格に導いた過去問利用術を実践し、合格を勝ち取ってください。
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をかきましたので、今回は過去問を実際にした後のことについてかきたいと思います。
「過去問を行ったあと何をする?」
と生徒に問いかけると、
「解き直しをする!」
と返ってきます。さすがにこの時期になると“解きっぱなし”や“赤でマル・バツ、点数のみつける”という生徒はいません(よね?)。
では解き直しの方法はどのようにすればよいでしょうか?
そのために必要な準備として、科目別の過去問用専用ノート作りがあります。
ここでポイント!解き直しまで視野に入れると、過去問を解くときのノートへの書き方は、
「ノート1ページに大問1つ」
が基本です。そうすることにより、解き直しスペースに余裕ができ、さらに時間が経ってからもう一度復習するときも復習がしやすくなり、理科・社会などではそれに付随した知識の整理も残せます。
さてここからが大切!
過去問を解いた後の解き直しですが、私の知る限りほとんどの生徒がミスしたところの解答を確認し、それを赤で直すという作業で終わっています。
「他に何をしたらよいの?」
絶対にしてほしいこと。それは、
「なぜミスをしたかを青でかき込む」
ことです。私はよく宿題の中から全く同じ問題をチェックテストと称して生徒に出題するのですが、宿題もきちんとしており、間違い直しも赤でしっかりしている生徒が自分がミスした同じ問題を再度間違えることがしばしば見られます。
では同じように宿題の時はミスしてもチェックテストではしっかりできている生徒はどのように解き直しをしているのか。それが、前述した方法なのです。
例えば相似を利用して長さを求める問題を間違えたとしましょう。
このとき、相似な図形を見つけられなかったのか、それとも相似は見つけられたが相似比が分からなかったのか、又は、相似も見つけられ相似比もわかったが比の式の立て方でミスしたのかなど、同じバツでも全く違いますよね。
自分がどこまでわかっていて、どこからがわからなかったのか、どうしてミスしたのかなどを青で残すことによって、単に答えを読んで、“理解したつもり”になるのではなく、しっかりと「脳」に記憶として残せます。
「うちの子は解き直しもさせているのに同じような問題でミスをしてしまう!」
という話を聞きますが、それは、表面上の理解で終わってしまっているため、脳に記憶として残る解き直しを実はしていないからです。
本来、日ごろのテキストや宿題も「なぜ間違えたか」を残すやり方で望ましいのですが、少なくとも過去問という特別な問題集では必ずやるようにして下さい。
最後に、過去問を行う回数ですが、国語以外の科目は2~3回繰り返すのが普通だと思います。でも、3回目ともなると、生徒も何となく問題と答えを覚えてしまっています。
そこでお勧めの方法は、
「過去問をコピーし、様々な年度から寄せ集めて新たなテストを作成したものを解く」
ことです。例えば大問1は平成20年の大問1、大問2は平成22年度、大問3は平成25年の問題といった具合にするのです。
たったそれだけのことで、生徒は「今までと違うもの」と感じてしまいます。
親御さんは少し面倒ですが、お子様の為に是非やってみて下さい。
さらに、塾に通っているお子さんの場合、大手塾なら過去問のストックがあるはずです。
第1志望の学校の過去問が4~5年分しか手に入らない場合、塾でさらに年度の古い過去問を借り、総合問題を作ってあげるのも非常に効果的!
例えば、海城中の過去問は声の教育社から5年間分(平成26年度入試用)が販売されています。もしお通いの塾にそれ以前の平成20年度用などがあったら、それを借り、平成15年~平成19年の入試問題から問題をピックアップした海城中総合問題(全部で大問12問位)を作成しそれを解かせる。
理科なら過去問分析表で出題可能性が高いと考えられる問題をピックアップして総合問題を作成する。過去問対策としてはここまですればもう完璧!ちなみにすべて解かせないで総合問題の形にするのは、年度が古いとやはり傾向が少しずれてくるおそれがあるからです。とはいえ同じような傾向の問題もあるわけですから、それらをピックアップし、総合問題とするわけです(お母さんお父さんの腕のみせどころ!)。
過去問をどのように利用するかで合格可能性に大きく影響します。
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