「中学入試 算数 塾技100」出版への道①
初めまして。
私は、現在Z会で講師をしております森と申します。
一昨年の9月、文英堂から「高校入試 数学 塾技100」という参考書を出版してから約2年の歳月を経て、ようやく、「中学入試 算数 塾技100」が完成に近づきました。
これから数回に分けて、「塾技100」が書店に並ぶまでを追っていき、問題作成を通して感じた最近の中学入試の傾向などについてもお話ししたいと思います。
今回「中学入試 算数 塾技100」を作成しようとした理由ですが、実はたった1つで、
中学入試の算数を、体系的に塾のカリキュラムに沿って1冊で全て学べる市販教材が存在しない
からです。
塾のカリキュラムを見るとわかりますが,中学入試の算数は縦のつながりがとても重要です。例えば,「速さ」の分野であれば,速さの3公式からはじまり,旅人算や流水算といった特殊算,動点,ダイヤグラム,速さと比,ダイヤグラムと相似の利用といった具合に学習が進んでいきます。
市販されている分野別教材の多くは,これらを単に並列的に並べているため,どこが抜けているか,つまずきがどこなのか等を探ることが難しく,補強に多大な時間を要してしまいます。同様に,体系的に一冊にまとめられている教材も,例えば速さの最初の項目の中にいきなり比を利用した問題が出てくるなど,縦の流れが学べないものがほとんどです。
「塾技100」は入試必須事項を100の項目に分け,塾のカリキュラム同様,縦の流れを大切にしながらそれら全てをつなげ一冊にまとめました。途中入会者はもちろんのこと,塾の補習教材に,弱点の補強に,中堅校入試対策に,難関校入試の基礎作りにと,あらゆる場面で活用できます。
我々講師のお決まりの会話の1つに、
「中学入試の算数は本当にいい参考書がなくて困るよね。何かいい教材は無いかな~」
というものがあります。私も例外ではなくここ10年位言い続けていました。
今回、塾技100を作成するにあたり、もとN研の校舎責任者を務めたこともある同僚にもアドバイスを求めました。そして、形になった原稿を見て頂き、
「これはいい!こういう教材が欲しかったんですよ。」
という力強い言葉を頂きました。
以上が、塾技100を作成しようと思った理由です。
では実際に出版するにあたり、出版社とどのようなやり取りをしているかなど次回書きたいと思います。

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今回「中学入試 算数 塾技100」を作成しようとした理由ですが、実はたった1つで、
中学入試の算数を、体系的に塾のカリキュラムに沿って1冊で全て学べる市販教材が存在しない
からです。
塾のカリキュラムを見るとわかりますが,中学入試の算数は縦のつながりがとても重要です。例えば,「速さ」の分野であれば,速さの3公式からはじまり,旅人算や流水算といった特殊算,動点,ダイヤグラム,速さと比,ダイヤグラムと相似の利用といった具合に学習が進んでいきます。
市販されている分野別教材の多くは,これらを単に並列的に並べているため,どこが抜けているか,つまずきがどこなのか等を探ることが難しく,補強に多大な時間を要してしまいます。同様に,体系的に一冊にまとめられている教材も,例えば速さの最初の項目の中にいきなり比を利用した問題が出てくるなど,縦の流れが学べないものがほとんどです。
「塾技100」は入試必須事項を100の項目に分け,塾のカリキュラム同様,縦の流れを大切にしながらそれら全てをつなげ一冊にまとめました。途中入会者はもちろんのこと,塾の補習教材に,弱点の補強に,中堅校入試対策に,難関校入試の基礎作りにと,あらゆる場面で活用できます。
我々講師のお決まりの会話の1つに、
「中学入試の算数は本当にいい参考書がなくて困るよね。何かいい教材は無いかな~」
というものがあります。私も例外ではなくここ10年位言い続けていました。
今回、塾技100を作成するにあたり、もとN研の校舎責任者を務めたこともある同僚にもアドバイスを求めました。そして、形になった原稿を見て頂き、
「これはいい!こういう教材が欲しかったんですよ。」
という力強い言葉を頂きました。
以上が、塾技100を作成しようと思った理由です。
では実際に出版するにあたり、出版社とどのようなやり取りをしているかなど次回書きたいと思います。


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